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赤ちゃんはいつから飛行機に乗れる?機内ベッド・座席・耳抜きの紹介!

投稿日:2019年1月11日 更新日:

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子連れ旅行に行きたいが赤ちゃんは飛行機に乗れるのか?という相談を最近連続で受けたので、赤ちゃん関連の飛行機搭乗ルールを全て記事にまとめてます。

また実際に赤ちゃんを飛行機に乗せてきた旅行のプロたちにきいたおすすめテクも合わせて紹介します。

飛行機に赤ちゃんはいつから乗れる?

そもそも赤ちゃんはいつから飛行機に乗れるのか?これは明確に定められています。
国内線・国際線ともに生後8日(出生日を含む)以降の赤ちゃんなら飛行機に搭乗することができます。帰省などしなければいけないケースもあるので、0歳でも乗れるようになっています。
航空会社規約でも幼児(=赤ちゃん)の年齢は規定されています。
・国内線の場合:生後8日~3歳未満
・国際線の場合:生後8日~2歳未満

幼児か1つ上の小児に該当するかで運賃や対応が変わってくるので大切な概念です。2歳は国内線では幼児とみなされますが国際線では小児に該当します。

赤ちゃんの飛行機搭乗に必要な同伴者規定

生後8日以降であれば飛行機搭乗は可能なのですが、同伴者の規定もあります。
国内線の場合:大人1名(12歳以上)につき3歳未満の赤ちゃん2名まで同伴可
国際線の場合:大人1名(16歳以上)につき2歳未満の赤ちゃん2名まで同伴可
JAL/ANAなど含む基本的に航空会社共通ルールです。国際線の同伴者規定は国内線より厳しく、同伴者の年齢と赤ちゃんの年齢規定がやや異なります。
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上記から大人1名で赤ちゃん3人と搭乗することはできないです。同伴者は年齢さえクリアしていればokで関係性は一切問いませんので親族でなくても赤ちゃんと一緒に乗ることが可能です。

飛行機の赤ちゃんの座席と運賃(国内線)

赤ちゃんの飛行機での座席は2パターンに分けられます。
①座席を1つ利用 → 小児運賃が必要
②同伴者の膝上  → 無料
座席を1席確保する場合と同伴者である大人の膝上のみを利用する場合があります。
保護者の膝上の場合は無料ですが、膝上になれるのは規定があります。膝上になれる権利があってももちろん「①座席を1つ利用」を選択することは自由です。
 ・生後8日(出生日を含む)〜3歳未満
同伴者の膝の上に座ることが可能。座席不要なので無料。
・3歳以上
  絶対に一人分の座席が必要。小児普通運賃にて航空券の購入が必要となります。
 ・赤ちゃんが2名以上の場合
  赤ちゃん1名のみ保護者の膝上で搭乗可能(無料)、2人目は小児普通運賃にて航空券の購入が必要です。大人1名につき3歳未満の赤ちゃん2名まで同伴は可能ですが膝上で搭乗可能なのは1名までです。
※座席利用する赤ちゃんが1歳未満の場合、シートベルト着用サイン点灯中のみ同伴者の膝の上に座らせる必要あり。

飛行機の赤ちゃんの座席と運賃(国際線)

基本的には国内線と同じルールだが、年齢基準だけやや厳しくなります。
国内線は3歳未満が膝上可能でしたが、国際線は2歳未満となります。
・生後8日(出生日を含む)〜2歳未満
  同伴者の膝の上に座ること可能。座席不要なので無料。
・2歳以上
  一人分の座席が必要。小児普通運賃にて航空券の購入が必要となります。
・赤ちゃんが2名以上の場合
  国内線同様に、2歳未満の赤ちゃん1名のみ保護者の膝上で搭乗可能(無料)。
親が2人いれば2歳未満の赤ちゃん2人を無料にすることができます。
運賃は国際線も国内線もとにかく座席を確保せず膝上であれば無料で、座席を確保するなら小児運賃が必要となります。
航空券の小児運賃に関してはこちらの記事で詳細解説しています。

赤ちゃんの飛行機搭乗!耳抜きが重要

飛行機内の赤ちゃんの座席に関する航空会社規約は以上となります。ここからは赤ちゃん搭乗の際に気をつけなければいけないこと、実施すべきおすすめテクを紹介します。
まず気をつけるべき最重要なことが耳抜きです。耳抜きをうまくできないと耳が痛く機内中ずっと泣くことにもなります。たまに飛行機内でいつもより強く異常に泣いている赤ちゃんがいるのは耳抜きができていないことによる耳詰まりであるケースが多いです。
赤ちゃんは耳栓をするわけにもいかず、赤ちゃんのおすすめの耳抜き方法は授乳することです。授乳やミルクをあげることで唾液を飲み込む行為が耳抜き代わりになります。より手軽なところでいうとおしゃぶりをくわえさせることも有効的です。

赤ちゃんの飛行機おすすめ座席

次に赤ちゃんと一緒に飛行機に搭乗する際におすすめな座席の紹介をします。
1.バシネット(赤ちゃん用ベッド)を設置できる特別席があるのでそこが空いていないのか聞いてみる
2.一番後ろの座席
あまり知られていないですがJAL/ANAなどフルキャリアではバシネットを設置できる用の座席が確保されています(小さい機体だと無理)。一度聞いてみる価値はあると思います。
多くの場合に該当してもっともおすすめなのが、一番後ろの座席です。理由は3つあります。
1. 一般的に、より早く降りられるので座席は前が人気です。故に後ろの座席の方が人が少ない。
2. 後ろの座席の人から搭乗案内されるので優先的に搭乗しやすい。また1番後ろだと座るときにゴタゴタしてもつっかえない。
3.客室乗務員が近くにいるので何かあった時に安心

赤ちゃん連れへの飛行機内サービス

赤ちゃん連れへの機内サービスに関しては、JAL/ANAなどのフルキャリアとLCCとで大きく異なります。JAL/ANAでは実はこのようなサービスがあります。
・赤ちゃん連れの優先搭乗あり
・バシネットの貸出し(予約時に申し出必要)
・ベビーカー貸し出し
・オリジナルおもちゃのプレゼント
・離乳食・幼児食の提供
・飛行中に出る水にフタとストロー付
新幹線などではないサービスで、赤ちゃんを連れた長距離移動時は飛行機サービスが1番手厚いです。

飛行機の赤ちゃん乗り方まとめ

赤ちゃんが飛行機へ搭乗する際の座席・運賃などの規約と実は受けられるサービスをまとめました。国際線は2歳未満、国内線は3歳未満が幼児扱いで赤ちゃんとみなされ、赤ちゃんへのサービスを受けられます。

それ以上の子連れの場合の規約やサービスに関してはこちらの記事にまとめています。

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藤谷亮太(ふじっこ)

藤谷亮太(ふじっこ)

大手旅行代理店でWebマーケの子会社設立→旅行系ITスタートアップのマーケティング責任者。日本一周/世界一周/旅本自費出版など旅行を軸に活動。熱狂者を紹介していくYoutube『フジトーク』も運営中。Webと旅行が好きな28歳。

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