国内旅行について検索する際に多くの人が最初にリーチすることが多い比較サイト!そんな比較サイトの訪日観光業への取組みが目立ってきています。比較サイトを運営する企業も近年、自身のビジネスモデルを活かした形態を外国人訪日客に活かそうとしています。
比較サイトの基本情報や国内旅行行における動向はこちらの記事を参照ください。
トラベルコちゃん
この段落の要約Hotel Saurusを運営、Ctripとも提携。中国旅行にも参入。
日本在住の外国人もターゲットに。伝統品紹介サイトもあり。
オープンドアが運営
▼多言語旅行比較サイト「Hotel Saurus」
海外及びインバウンド市場をターゲットとした海外版トラベルコちゃん
▼伝統工芸品紹介サイト「GALLERY JAPAN」
海外及びインバウンド市場をターゲットとした “伝統工芸作品” を世界へ紹介するサイト
英語、簡体字中国語、繁体字中国語、韓国語の4言語で展開する、インバウンド・海外向け多言語旅行比較サイト「HotelSaurus」(http://www.hotelsaurus.com/)は、2015年12月、掲載中のホテル予約サイトとの連携強化を進めたことにより、検索・比較の可能なホテル数を約64,000都市・約700,000件以上に大幅に拡充しました。
海外在住者が、日本へのインバウンド旅行はもちろん、自国内および他国への旅行を探す際に利用することができ、日本在住の外国人の旅行探しにも役立つ、インバウンド・海外向け多言語旅行比較サイトです。
トラベルコちゃんの姉妹サイトである多言語旅行比較サイト 「HotelSaurus(ホテルサウルス)」では、中国最大のオンライン旅行サイトCtripとの直接連携を2016年1月に開始していましたが、2016年2月、トラベルコちゃん海外ホテル比較サービスにおいても同様にCtripとの直接連携を開始しています。
ホテル比較サービスでは、都市、宿泊日、部屋数、人数等の希望条件を指定すると、提携している全49サイトが取り扱う全世界のホテル宿泊プランを一括で検索して条件に合うホテル・宿泊プランの検索結果を見ることができ、複数の予約サイトを別々に調べることなく、希望条件での最安値プランを簡単に見つけらます。ホテルランクや提携サイトのクチコミ評価、予算、客室タイプ、食事の有無といった細かな条件を追加して検索結果を絞り込んだり、金額が安い順、ホテル人気順など並べ替えたりして探すことも可能。パソコンサイト、スマートフォンサイトを用意し、どちらからでも手軽に利用することができます。
飛行機チケットの比較もあり
アクティビティ・観光地情報もあり
ツアーは現状はなし。
多言語旅行比較サイト HotelSaurus(ホテルサウルス)は、日本を含む全世界のホテル予約サイトと提携するホテル比較サービスにおいて、2016年1月28日、中国最大のオンライン旅行サイトCtripとの直接連携を開始しました。
これまではホテル料金の一括比較サイト経由でCtripの取扱いホテルを掲載してきたが、直接連携開始によりCtripの取扱いホテルを随時HotelSaurusにつなぎこむことが可能となった。Ctripは全世界200以上の国・地域で100万軒、うち中国で30万軒以上のホテルを取り扱っており、今後中国を中心にHotelSaurusのホテル、宿泊プランの掲載数はさらに拡大する見込み。特に世界から中国への旅行あるいは中国の国内旅行を探している旅行者にとっては、豊富なバリエーションから宿泊プランを選択することができるようになり、利便性が大きく向上する。また、中国で非常に知名度の高いオンライン旅行会社との直接提携で、訪日中国人旅行者によるHotelSaurusのサービス認知度の強化。
Travel.jp
要約厳選ホテル紹介のTHE LIST紹介。韓国の旅行系メタサーチ買収
▼ベンチャーリパブリック運営
2014年に国内・海外の観光ガイド「Travel.jp たびねす」英語版サービス開始
旅行情報サイト『Travel.jp』運営のベンチャーリパブリック 世界中のホテルから厳選した究極のキュレーション旅行メディア『THE LIST』を開始 ~ 京都や東京など、インバウンド(訪日外国人旅行客)も視野に ~
ベンチャーリパブリックは、全額出資子会社で投資・育成事業を行うシンガポールのVenture Republic Global Pte. Ltd.を通じて、韓国の旅行情報サイト運営会社 Allstay Co., Ltd.へ出資を行い、同社の筆頭株主となりました。
Allstayは、共同代表のCho Hyunsoo氏及びLee YongSeok氏が立ち上げた韓国初となる 旅行系メタサーチのスタートアップ企業。今後のTravel.jpの商品と絡ませて訪日にも活かす。
ヤフートラベル
要約アリババとの連携を活かし、これから訪日本格化。ダイナテック・一休の買収。
2015年、ダイナテック・一休と2社の大手企業の買収
インバウンドを見越しての在庫拡大でもある。
2015年6月に開催されたオンライン旅行の国際会議「WIT Japan」で同社執行役員ショッピング事業カンパニー長 小澤隆生氏が訪日旅行ビジネスに取組むことを明らかにした
小澤氏は、「インバウンドをとるためには現地のメディアが必要。その投資は終わっている。」と自信あり。
2015年5月に中国大手のEコマース企業「アリババグループ」と連携を発表。
ソフトバンクグループ全体として加速させている中国やアジア各国への投資とともに、アリババとの連携を活用して「アジアのメディアを巻き込もうとしている(小澤氏)」
Tabirai Japan
要約中国版と英語版のレンタカー予約の比較サイト。国内大手6社を網羅している。
中国語のフリーペーパーも発行。
Tabirai Japna 中国語版のサイトあり
2015年より、中国語(繁体字)サイトと英語によるレンタカー予約サービスを開始
現状のサイトは観光情報発信とレンタカー。
株式会社パム(本社:沖縄県那覇市、代表取締役社長:長嶺由成)と、株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区)のJapan-i・トラベル情報事業部は、沖縄県におけるインバウンド・ツーリズムを促進するために、台湾・香港・中国人観光客向けフリーペーパー「Japan-i×沖縄ツアーランド旅カタログ 暢遊沖縄」を共同で2013年8月30日(金)発行
中国語繁体字・簡体字の2言語併記
株式会社パムは、2015年9月28日(月)、旅行予約サイト「たびらい」に、英語版レンタカー予約サービス「Tabirai Japan Car Rental」を開設
2015年5月の中国語(繁体字)版サイトの公開に続き、英語版「Tabirai Japan Car Rental」をオープン。
不慣れな土地でのドライブ旅行に安心感を持っていただけるよう、外国人旅行者の受入実績が豊富な大手レンタカー各社と連携し、全車英語対応カーナビの搭載を保証するほか、免責補償料や消費税等の各種料金を含めた分かりやすい総額表示をしています。
2016 年 1 月 18 日(月)より、訪日外国人向け旅行サイト「Tabirai Japan」レンタカー予約に、新たに「日産レンタカー」が参画しました。
近年、訪日外国人旅行者の増加に伴い、日本各地でレンタカーの利用ニーズが高まっている。こうした動向を受け「Tabirai Japan」では、大手レンタカー会社のプラン比較・予約サービスを提供してきたが、今回の日産レンタカーの参画により、国内大手 6 社を網羅。
オリックス、タイムズカー、トヨタ、ニッポンレンタカー、Budget、日産
対象エリア 国内主要エリア(北海道、東京、名古屋、大阪、福岡、沖縄)
<Tabirai Japan レンタカーの特長>
① 英語もしくは中国語に対応したカーナビの搭載を保証
② 国内大手レンタカー会社のプランを一括して比較・予約
③ 免責補償料、カーナビ、ETC車載器、消費税すべて込みの分かりやすい総額表示
比較.comトラベル
要約TEMAIRAZU登録施設は外国人客にリーチ可能
比較.comによるインバウンド予約は行っていないですが、TEMAIRAZUの方でインバウンド用サイトと連携。
比較.com株式会社の手間いらず事業部が提供する、複数の宿泊予約サイトを一元管理できる『TEMAIRAZU』及び『手間いらず.NET』は、株式会社ティ・エ・エスが運営する東南アジアのインバウンド向け予約サイト『TAS-AGENT』とのシステム連携を2015年8月24日より開始。
システム連携により、『TEMAIRAZU』または『手間いらず.NET』を導入している宿泊施設は、『TAS-AGENT』を経由することで、施設稼働率と売上の増加を図っています。
2015年8月、東南アジアのインバウンド向け予約サイト「TAS-AGENT」、同年10月、世界最大の旅行サイト「トリップアドバイザー」、USENが運営する訪日外国人向け情報サイト「Cozy Japan」と連携を開始しました。
ホテルズコンバインド
要約42言語で日本を含む世界のホテル紹介
世界のホテル紹介
地域名と日程を入力すると、各エリアのホテル一覧が表示
42ヶ国語対応
おすすめ・ホテルランク・距離・宿泊代金・ユーザー評価でソート可能
検索条件の項目も豊富です
最低レート保証で、超えた金額を返す施策も実施しています。
国内旅行の人気比較サイトを運営している主要企業は各社の強みを活かした事業や、まったく新しい形態のビジネス体系で訪日事業に参入していっています。
webの会社でありユーザーと一番最初に接触し得るサービスになることが多いので、諸外国への直接的なマーケティングが非常に重要になる分野です。
訪日旅行市場における旅行業界全体の分析はこちらの集約版記事でまとめています。