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サイトコントローラーとは?宿泊施設と旅行会社を繋ぐ便利すぎるサイトコントローラーの一覧

投稿日:2019年6月21日 更新日:

伝統深い旅行業界の中では比較的新しい概念となるサイトコントローラーですが、今ではもう宿泊業界にとって欠かせない概念ですよ。ホテル側と旅行者側どちらにとっても機会損失を発生させない便利なシステムです。

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サイトコントローラーとは

この段落の要約

複数のエージェントに対して、在庫や料金設定を一元管理できる共通オンラインシステム

まずサイトコントローラーとは何か?旅行業界ですでに働いている人からすると当たり前の言葉ですが、一般的には馴染みのない方がほとんどだと思います。

複数の宿泊予約サービス(楽天やBooking.com)を一元管理できるオンラインのシステム。施設側はサイトコントローラーを使用することで、在庫管理や料金設定、プランの更新をPCやタブレットなどで一元管理することができるようになる。

大規模なホテルでは部屋数も多く、提携する宿泊予約サービスの数も多いことから、サイトコントローラーを使用している場合がほとんど。

サイトコントローラー導入のメリット

従来オーバーブッキングを懸念して実在庫を複数あるネットエージェントすべてに販売できなかったホテル・旅館にとっては機会損失を減らし、管理の手間が減り、すべてのネットエージェントに全在庫を出せる点で便利すぎる必須のシステム。

例えば○月日の在庫が、5室あるとして、ネットエージェントに在庫を出す場合、オーバーブッキングを起こさないように考えるとすべてのネットエージェントに出せる在庫はすべて足して5室になります。ところがサイトコントローラーを利用するとネットエージェント毎に5室出すことが可能になります。

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サイトコントローラーでできる基本的な4つのこと

在庫・料金管理
カレンダーを用いて、日ごとの在庫調整や詳細な料金の管理ができます。
料金ランク設定
季節によって料金を変動させたい場合、複数の料金ランクを設定することができます。
予約管理
予約日、チェックイン日、予約者情報、宿泊プランなど、一覧で予約状況を確認できます。
分析
予約サイト別の販売実績、部屋タイプ別の販売・稼働実績などを簡単にCSVでダウンロードすることができます。

サイトコントローラーのメインターゲットはエージェントではなく各宿泊施設。故に宿泊施設視点での記述を行っていきます。

サイトコントローラーは各宿泊施設やエージェント側が持っているシステムではなく、サイトコントローラーを専門で提供するシステム会社が数社あります。ここからは一般的に使用されることが多い5つのサイトコントローラーについて詳細を見ていきます。

サイトコントローラー①:TL-リンカーン

サイトコントローラーの先駆け的存在
予約サイト側のシェアNo.1

株式会社シーナッツが提供するサイトコントローラー。リクルートの資本が入っている国内最大手のサイトコントローラーです。

株式会社シーナッツ
設立 2007年
従業員数 78名(2016年4月1日現在)
売上高 非公開
売上高 25億1,600万円(2014年度実績)

タイムラグによるオーバーブックのリスクを最小限に抑えられるようになり、特別室を含むすべての部屋タイプをネット販売に提供できるようになりました。
予約スタッフ全員が、専用端末が置いてある場所まで行かなくても、予約電話を受けたまま、その場で正確な残室数が確認できるようになりました。

約3800の宿泊施設が利用。
対応販売先一覧81個

導入費:100,000円
月額利用料:30,000円~(ネット機能限定版・旅行会社機能限定版は15,000円~)

月額利用料は総客室数に応じて異なる。

旅行会社や旅行ネットサイトなどを経由した国内宿泊予約の7割がシステム「TL-リンカーン」を使用と発表されています。

サイトコントローラー②:手間いらず.NET

比較.comが運営。訪日対策のため名称変更。
Booking.comに推奨されている

比較.com株式会社が提供するサイトコントローラー
手間いらず.NET →TEMAIRAZU に変更

世界最大の宿泊予約サービス「Booking.com」の推奨サイトコントローラーに選ばれるなど、インバウンドにも強みがあります。

2016/5時点で、
「TEMAIRAZU」は、46の宿泊予約サイトと23の自社ホームページ用宿泊予約システムと連携しています。
約1週間でのスピーディな導入が可。
導入費:30,000円
月間利用料:4980円+1通信48円  (コースによって変わる)

2012年12月
海外宿泊予約サイトの「Booking.com」と手間いらず.NETが連動開始

主な沿革
2003年 比較.com株式会社設立
2006年 東証マザーズ上場
2008年 グローバルトラベルオンライン(現・予約.com)子会社化

2015年6月期の決算
売上高  6.7億円(13%増) 手間いらずで売上伸ばす
営業利益 2.4億円(417%増) 

サイトコントローラー③:ねっぱん!

宿泊施設側のトップシェア。楽天と提携ホテルは無料になる。

株式会社クリップスが提供するサイトコントローラーです。
楽天の資本が入っているので、楽天トラベルに在庫提供している場合は、初期費用や月額利用料が一切無料です。

2016/4時点
宿泊予約サイト 国内 27個
宿泊予約サイト 海外 27個
自社ホームページ予約システム 19個
その他 10個

株式会社クリップス 1991年設立
「CRMを活用した企業の発展」を掲げています。
ねっぱん!以外のサービスも複数運営
4300施設で稼働中 業界トップシェア
初期費用・月間利用料が無料

サイトコントローラー④:イージーサイトコントローラー

インバウンドに特化していて、海外の予約サイト多い。

株式会社Global Networkが提供するサイトコントローラー。

企業理念
多様化するメディアの世界に対応して、グローバルな視点を持って広報戦略を提案します。インバウンドに特化したサイトコントローラーで、Hostelworldとも提携している。
海外予約サイト充実の在庫一括管理システム。

初期費用 30000円
月間利用料 5000円

管理可能な予約サイト 25 (エクスペディアやプライスライングループ含む)
国内も少ないがじゃんらんや楽天トラベルもあり

株式会社Global Network
設立 2003年
宿泊施設の外国人集客のサポートをする会社
英語・多言語ホームページ制作(PC/スマートフォン)なども本格的に行っています。

サイトコントローラー⑤:らくじゃん

クラウド型でなく巡回型でありサービス終了済。

株式会社トランスネット
2015年2月にサービス終了。
→「らく通」へ変更
元々はねっぱん!のクリップス社と共同運営でしたが、2014年4月よりトランネット社単体になりました。

「手間いらず.NET」「TL-リンカーン」「ねっぱん!」のASPタイプ、いわゆるクラウド型でした。インターネットが繋がるパソコンもしくはスマホやタブレットなどのデバイスで、外出先も操作が出来るサイトコントローラーしか、今後はもう厳しいということが顕著となりました。

昔のサイトコントローラーは、施設が持つパソコンに【巡回型】のソフトをインストールして、ソフトが数十分に1回各予約サイトの在庫を見にいくというタイプが主流とのこと。(らくじゃんも巡回型)
「らくじゃん」は24時間稼働が必要で、しかも1日1回の再起動が必要もう時代遅れと証明される形になってしまいました。

サイトコントローラーのまとめ

以上、一般的に使用されているサイトコントローラーの概要をまとめました。サービスごとに特化している強み、特徴や形態も変わってくるので自社にあったものを選びましょう。また基本的には宿泊施設もエージェント側もどこか一社に決めて利用するというわけではなく、複数サービスを利用しているところが多いです。

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藤谷亮太(ふじっこ)

藤谷亮太(ふじっこ)

大手旅行代理店でWebマーケの子会社設立→旅行系ITスタートアップ。学生時代は日本一周/世界一周・自身の旅本を自費出版など旅行を軸に活動。Webと旅行が好きな27歳。

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