旅行関連唯一の国家資格である「旅行業務取扱管理者試験」の難易度や合格率について解説していきます。(筆者は2016年度で旅行業務取扱管理者を取得しました)
旅行業試験の難易度や対策方法の解説とともに、免除要件などルール全般、及びに試験内容に関してまとめています。旅行業を初めて受験する方にとって、この記事1つで受験に必要な試験概要情報すべてを網羅してもらえる記事として作成しています。
旅行業務取扱管理者試験に独学で一発で合格する勉強法はこちら
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旅行業務取扱管理者とは?
旅行業者は各営業所に「旅行業務取扱管理者」を1名以上選任し、一定の管理及び監督業務を行わせることが義務付けられています。社内唯一の旅行業務取扱管理者が退職してしまったら営業所は事業を停止しないといけないです。また取扱管理者は二つ以上の営業所の管理者を掛け持ちすることはできないです。
旅行業務取扱管理者がいなければ営業すらできないので、旅行会社では資格保持者はかなり優遇されます。資格保持者は手当として毎月の給与がアップされることも一般的です。
旅行関連資格のなかで唯一の国家資格であり、有難いことに生涯有効となります。名前だけでなく実際に旅行業務取扱管理者しかできないと定められている業務もあります。旅行業務取扱管理者のみが行える業務内容についての詳細は後述します。
「総合」と「国内」の違い
旅行業資格概要を把握するにあたり、入り口でもっとも重要な部分としては、総合旅行業務取扱管理者と国内旅行業務取扱管理者の2種類あるということです。
違いはシンプルで、海外旅行を扱う営業所には総合旅行業務取扱管理者を選任する必要があります。国内旅行しか扱わない会社や営業所は国内旅行業務取扱管理者の選任でもOKです。「総合」は「国内」の方の資格の意義も含むので、国内旅行しか扱わない営業所に総合旅行業務取扱管理者を選任することは問題ないです。
ちなみに訪日外国人向けの旅行は国内旅行とみなされます。「誰」に対して行うかは全く関係なく「何」を行うかに重点をおいている資格です。
故にどちらを取得すべきなのかは目的によりますが、使用用途や特定の会社で使用することを想定しない場合は、可能であれば「総合」の方が良いです。同じ年に国内・総合両方取得することも可能です、学習内容はほぼ被っているので僕も念のために1年で両方を取得しました。
総合を取っておくにことしたことはないのですが、両者は受ける試験内容も、試験日程も異なります。試験内容の重複は多いのですが、総合の方は試験科目が増え難易度もあがります。試験内容の詳細については後述しますね。
旅行業務取扱管理者の合格率
総合か国内で試験の合格率が大きく変わるので、それぞれ紹介します。合格要件は両者同じで各単元全て(国内だと3つ、総合だと4つ)で60%以上の点数を取得することです。故に合格率は例年変動しますが大体決まっています。
総合旅行業務取扱管理者試験...合格率約15%前後
国内旅行業務取扱管理者試験...合格率約30%前後
近年はやや低下傾向にあり、総合の合格率は2018年度11.0%、2015年度8.8%です。国内は2018年度38.3%と高くなり、2013~2017年は30%前後を推移しています。
旅行業務取扱管理者の難易度
宅建など各業界で必須とされる資格の中では難易度が低い方で、国家資格の中ではもっとも難易度が低いレベルです。但し総合・国内ともに合格率は上記で見たとおりで、15%というと約7人に1人しか受からないので簡単ではないです。
必要な学習時間を基準として、定量的に他資格と比較します。総合旅行業合格に250時間要するとすれば、宅建300時間、日商簿記2級200時間、FP3級は80時間といったところでしょうか。国内旅行業は150時間ほど。
合格率15%という数値も見た目以上に構えすぎる必要はないです。旅行会社で必須の資格なので、会社で強制的に受けさせられ勉強が間に合わずに捨て受験している人も一定数います。
旅行業務取扱管理者の難易度:最近の傾向
旅行業務取扱管理者のおおよその難易度は上述した通り、国家試験のなかでは低いほうです。2018年までの直近の試験では総合と国内でそれぞれ特徴的な難易度の推移をしてきております。
総合旅行業務取扱管理者試験の合格率
2018年の合格率:11.0%
2017年の合格率:8.8%
2016年の合格率:12.8%
2015年の合格率:12.2%
2014年の合格率:16.4%
2013年の合格率:13.7%
総合は合格基準である60%超をすることの難易度が上昇傾向にあり、2019年手前の直近数年間の合格率が如実に下がってきています。
国内旅行業務取扱管理者試験の合格率
2018年の合格率:38.3%
2017年の合格率:36.0%
2016年の合格率:32.1%
2015年の合格率:27.8%
2014年の合格率:28.1%
2013年の合格率:27.2%
一方で、国内は難易度が低下傾向にあり、総合とは逆に合格率は上がっていっています。
総合の方では応用問題の比率がやや増えていることが難易度上昇の理由ですが、難易度がどうであれ試験内容傾向自体は変わらないので、しっかりと60%以上の点数を取るための対策をすることに変わりないです。
旅行業務取扱管理者試験の勉強時間・期間の目安
旅行業務取扱管理者試験は独学学習で十分に合格を狙えます。気になる必要な勉強時間の目安は総合旅行業務取扱管理者試験だと230時間~280時間ほどが一般的でしょう。知識なしの状態で200時間以内の学習ではなかなかハードルが高いです。
国内だと130~180時間が目安です。総合試験内容の3/4は国内とほぼ同じなので、僕は国内向けに学習をして、残り1/4を総合用のみに学習しました。2016年の9月に国内、10月に総合をまとめて取得しました。
総合に一発合格できたので結果的に国内を取得する必要はなかったことになりますが、もし総合に落ちた時のリスクヘッジとして国内だけでも受かっておけば来年の総合の免除要件にも使えて勉強が無駄にはならないので受けました。1年で両方受ける人も一定数いますが、多くはないスタイルです。目的と性格次第ですね。笑
僕は実際に7月中旬から開始して、3ヶ月250時間の独学学習で総合旅行業務取扱管理者試験に合格しました。その間に国内旅行業務取扱管理者試験も受けています。
独学学習方法のおすすめの進め方はこちらの記事で詳細をご確認ください。
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旅行業務取扱管理者ができること・取得する意味
旅行業者は各営業所に「旅行業務取扱管理者」を1名以上選任する義務があり、旅行業界で必須な資格であることは上述しました。旅行業務取扱管理者は営業するための名義のためだけに存在しているのかとういうと、もちろんそんなことはありません。
旅行業法施行規則に定められている「旅行業務取扱管理者」の10個の職務を参考までに記述しておきます。
1.企画旅行の旅行計画の適正な作成
2.料金表の掲示
3.旅行業約款の掲示
4.取引条件の説明
5.契約書面の交付
6.適正な広告の実施
7.旅程管理のための必要な措置:旅程管理業務を行う主任の者を通じた管理・監督
8.旅行に関する的確な苦情処理
9.契約内容に係る重要な事項についての明確な記録または関係書類の保管
10.上記に掲げるもののほか、取引の公正、旅行の安全及び旅行者の利便を確保するため必要な事項として観光庁長官が定める事項
要は旅行業の営業所が旅行者に対してしないといけない内容についての管理や責任の所在は取扱管理者にあるのだよ的な感じです。
ちなみに試験では「旅行業務取扱管理者」の仕事として定められているものは以下のうちどれでしょう?」という形式で問題が出るのでテスト勉強としては上記覚えること必須です。
総合旅行業務取扱管理者試験の概要
これから実際に学習を始めるにあたり知っておくべき旅行業取扱管理者試験の概要を述べていきます。共通部分も多いですが、まずは総合試験のことに特化して解説します。
免除要件などはややややこしいので必見です。
試験申込時期・試験日・合格発表日
総合旅行業務取扱管理者の試験は例年10月の第二週目の日曜日に行われます。
申込開始は7月頭から始まり1ヶ月強の期間が設けられております。申込締切は大体試験2ヵ月前となり。申込時期に関しては毎年絶対に調べてしっかり早めに申込みましょう。
合格発表日は40日後で11月前半となります。日本旅行業協会の公式サイトで合格者が発表され、その数日後に合格者には郵送が届きます。
試験地
各都道府県で試験が開催されるほどの規模はなく、毎年全国9地域ほどが会場となります。もっとも近い県の会場で受験することとなります。東京や大阪周辺地域は何箇所か試験会場がありますが、原則試験会場は選択できません。基本的には自宅からもっとも近いところを選んでくれます。
受験料
受験料は6500円です。消費税は発生しませんが、別途振込手数料は申込者負担です。国内5800円よりも少し高いです。
試験時間について
総合旅行業務取扱管理者の試験時間は長く、テストが午前と午後の2回に分かれた、合計200分です。
午前の部 80分 11:00~12:20 内容①と②の試験
午後の分 120分 13:30~15:30 内容③と④の試験
もちろん全国どの試験場でも同時に行われます。時間制限の設定はわりと余裕ありです。急いで解かなくても時間オーバーで回答できなかったということにはほぼないでしょう。
試験の配点と問題数
各科目の配点は公式に発表されています。総合旅行業務取扱管理者試験は4個の科目に分かれており、それぞれで100点満点評価がされます。
科目①は各4点×25問の4択問題
科目②は各4点×20問の4択問題+各2点×20問の○×問題
科目③は年少し変動あり
大体多いパターンが、観光情報2点×26問=52点、実務処理4点×12問=48点で合計100点満点です。全て4択問題です。
科目④は各4点×50問の4択問題で、科目④のみ200点満点となります。
国内も科目①③の配点と問題数の傾向は同じで、国内の場合は②も全て4択の25問になります。科目①~③までは総合も国内もほぼ同様です。
受験資格
受験資格制限はないので全員受験可能です。学生でも他業種従事者でもニートでも誰でも可です。
旅行業の資格の代表例として、旅行業務取扱管理者に次ぎ2番目にあがってくる旅程管理主任者試験(添乗員の資格、実務がメイン)は、現在旅行会社に勤めている人のみに受験資格が与えられています。
合格要件
もっとも気になるところですね。一言で言ってしまうと合格基準は6割なのですが、普通のテストとは少し異なります。正確には、各科目において6割以上の点数が取得できた場合のみ合格となります。
前述したとおり科目①、②、③、④それぞれが100満点になっていますので、全ての科目で60点以上を取れれば合格です。(※④海外実務のみ200点中120点の取得が必要。)
仮に①が100点、②が90点、③が50点、④180点だった場合、4科目合計で言うと余裕で6割超えていますが、③が6割未満のため残念ながら不合格となります。すなわち得意な分野をつくり絶対9割以上稼げるという科目があっても無駄であり、いかに苦手分野を減らせるかのボトムアップが重要となります。
※試験は落ちてしまったが、例えば①の項目だけは6割を超えていたという場合は、来年度の試験で①の項目はすでに合格済とみなされ免除されます。故に各科目の合格も来年度の免除に影響します。免除についてはやや複雑なので詳しくは後述しています。
最後に旅行業務取扱管理者の最大の特徴は、合否が相対評価ではないということです。例えば上位20%までの人が受かるテストであれば、毎年の受験者のレベルで合格点も変わります。 旅行業務取扱管理者試験では周りの人の点数や平均点・偏差値など一切関係無しに、とにかく各科目60点取得すれば合格なので、目標がシンプルです。
年度による難易度の差は生じないように頑張って作成されていますが、どうしても多少の差は出てしまうので合格率は年によってやや変動します。例年、国内が30%前後、総合は20%前後の合格率となっています。
国内旅行業務取扱管理者試験の概要
国内旅行業務取扱管理者の試験概要も大半は総合と変わらないのですが、一部変わる点ありますので、総合と異なる部分のみ紹介します。
試験申込時期・試験日・合格発表日
国内旅行業務取扱管理者の試験は例年9月の第二週目の日曜日に行われます。2016年は9月4日(日)でした。申込期間は6月頭に始まりそこから1ヶ月強です。申込締切は国内も試験日の大体2ヵ月前となり、2016年は7/4が申込締切日でした。
合格発表は試験日の約50日後を予定されており、10月後半となります。故に同年の総合旅行業取扱管理者試験よりも後になります。
受験料
受験料は5800円です。別途振込手数料は申込者負担です。
試験時間について
国内は3科目まとめて試験が実施され2時間です。毎年13:30~15:30の実施です。
試験の配点と問題数
国内試験も各科目の配点は公式に発表されています。
科目①②は各4点×25問でそれぞれの科目が100点満点です。
科目③は毎年少し変動ありですが、大体多いパターンが、
観光情報2点×26問=52点、実務処理4点×12問=48点で合計100点満点です。
※観光情報が24問になって実務が13問になることがあるなどそれくらいの変動あり
免除要件
もっとも複雑な項目がここです。
条件に当てはまればいくつかの試験科目が免除されるという免除制度があります。
免除のパターンは大きく分けて2つ存在します。
Ⅰ.一定年数以上働いた旅行業務従事者で旅行業務取扱管理者研修を受けたもの
Ⅱ.前年度に合格した試験科目または国内旅行業務取扱管理者の資格を持つもの
免除パターン①:旅行業従事者
シンプルなⅠ.から説明します。決められた年数以上旅行会社などで働いている人は国内旅行業務取扱管理者研修を受ける権利があります。この研修を受けると試験科目③の国内旅行実務が免除されるという制度です。この科目は受験不要で自動で合格とみなされます。国内試験では一番難しい③が免除となるので影響は大きいです。
正確な受講資格としては、旅行業者または旅行業者代理業者に最近5年以内に3年以上従事した経験を有し、現在も引き続き旅行業務に従事している者となっています。旅行会社の中でしっかり働いてから取ろうとする人は、実際にこの制度を利用している人も多いです。
総合旅行業務取扱管理者研修も同様にあります。こちらの受験試験資格は最近5年以内に3年以上、海外旅行を取扱う業務に従事したものとなります。海外用の研修なので海外旅行業務で経験が3年以上必要です。この研修を受けると総合テストの試験科目④海外旅行実務が免除となります。さらに国内旅行業務取扱管理者研修も受けると、総合テストでも科目③も免除することができ2科目の免除も可能となります。
こちらは旅行業務に従事している人だけに関連する話だし、そもそも普通に試験受けた方が早いし、テストで身に着けた知識も無駄にはならないので、試験の方が僕は良いと思っています。
免除パターン②:前年度試験での一部科目合格者
重要なのはこちらで、年度を跨いだ話になります。やこしいけど重要。
Ⅱ.前年度に合格した試験科目または国内旅行業務取扱管理者の資格を持つもの
改めて試験科目のおさらいをしておきましょう。
①旅行業法及びこれに基づく命令
②旅行業約款、運送約款及び宿泊約款
③国内旅行実務
④海外旅行実務
総合旅行業務取扱管理者の試験は上記4科目、国内試験は①~③までの3科目でしたね。
まず総合試験を受ける人で国内旅行業務取扱管理者の資格を保持している人がいます。その人は試験科目①と③が免除されます。④が残るのは当然ですが、何故か②だけもう一回受ける必要があるそうです。なので戦略的にまずは国内資格を取って、翌年に免除制度を用いて2科目だけの受験で総合資格を取るという人もわりと多いです。
※注意しないといけないのは、2016年9月に国内試験を受けて、同じ2016年の10月の総合試験で免除を適用させることはできないです。免除適用は翌年以降となります。そもそも総合試験時点では、まだ国内試験の合否でていません。
次に前年度に一部科目だけ合格している人パターンです。(総合資格パターン)
④海外旅行実務に合格していれば、翌年の④海外旅行実務が免除
③国内旅行実務に合格していれば、翌年の③国内旅行実務が免除
③④両方に合格していれば、翌年の③④科目免除なので科目①②の受験のみ
①や②だけ受かっていても翌年の免除にはなりません。③④両方に合格しているパターンはほぼ発生しません。実際は③や④という難しい科目で60点以上取得した人で、難易度低め①②に落ちる人は相当少ないです。
一応この内容を表にまとめてみると、こんな感じ。
国内テストの免除は総合パターンの④が消えるだけです。すなわちシンプルで③国内旅行実務に合格していれば翌年①②だけの受験でOKて感じです。
気を付けないといけない点
一部科目合格による免除制度を使用できるのは翌年の試験のみです。2014年度試験で③国内旅行実務に合格したが、2015年は受験しなかった場合、もうその免除資格は残りません。2016年はもう一度ゼロから受ける必要があります。
国内旅行業務取扱管理者の資格保持による免除は翌年以降であればいつでも効力発揮できます。
国内旅行業務取扱管理者試験の科目内容
試験の問題内容がどういった内容なのか概要を説明します。まず形式だけ言うと「国内」は全て4択のマークシート形式です。
「国内」の試験は3つの試験科目に分かれています。
①旅行業法及びこれに基づく命令
②旅行業約款、運送約款及び宿泊約款
③国内旅行実務
簡単に言うと、①②は法律など旅行業のルール系です。この日に取消したらキャンセル代かかるでしょうか?的な問題で記憶。完全記憶。法律ということで最初は敷居が高いと感じる人が多いですが、難易度は低めです。①も②も出る法律内容は限られていて問題パターンもある程度決まっているので過去問の内容の焼きまわしです。とにかく過去問の内容を暗記していけば落とすことはないです。
問題は③国内旅行実務です。これは半分が観光情報、残り半分はJRの運賃計算など実際の旅行者行動に基づいた実務処理が試験問題となっています。JRの運賃計算は数問連なっていくので最初の根本部分を間違えると、芋づる式で落としてしまいますので合否の要となります。観光情報は記憶範囲半端ない量です。ここは楽しめるかどうかが重要!
総合旅行業務取扱管理者試験の科目内容
「総合」もほぼ4択のマークシート形式ですが、10問だけ○×問題があります。
「総合」の試験は4つの試験科目に分かれています。
①旅行業法及びこれに基づく命令
②旅行業約款、運送約款及び宿泊約款
③国内旅行実務
④海外旅行実務
見ての通り①~③までの項目は海外とまったく同じです。実は④の海外旅行実務が追加されるだけです。海外旅行実務は世界の観光情報も含み内容盛りだくさんです。
厳密に言うと、①~③の項目も試験内容も90%同じなのですが、「総合」の方は各項目において10%ずつくらい試験内容が追加されます。国内では出題されないパターンの内容があります。なので10%分だけ総合専用に対策する必要があります。
各科目の問題傾向の詳細分析や対策勉強方法はこちらの独学勉強法記事で紹介しています。
総合旅行業務取扱管理者試験は独学でも合格可能
各試験の科目内容の概要や合格率に関して述べてきましたが、総合旅行業務取扱管理者試験は独学学習で十分に合格可能です。
実際に僕がおこなった、おすすめの独学学習方法の詳細はこちらの記事を参照ください。各科目の詳細・対策も詳しく解説しています。
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総合用・国内用のおすすめテキストはこちらの記事で紹介しています。
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