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バックパッカーの意味とは? バックパッカーの定義は思考にあり!

投稿日:2019年5月19日 更新日:

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海外旅行を仕事にしており、かつ世界一周含めバックパッカーとして海外諸国へ訪れてきた僕は頻繁に『バックパッカーと海外旅行の違い』を聞かれます。

明確な定義があるわけではないので、現代において一般的に解釈されているバックパッカーの意味を解説していきたいと思います。バックパッカーになってみたいと思っている方は、バックパッカーの実態を知る導入にもなると思いますので是非参考にしてみてください。

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バックパッカーとは?

そもそもバックパッカーは、規定の枠に収まりたくない人や、パッケージ化された行動を嫌がる、自由を求めた行動者の代名詞です。バックパッカーとはという概念の定義化をすることは、それらの旅スタイルをもガラパゴス化させてしまうことになり彼らへの冒涜であることは承知の上で解説をしていきます。

「低予算で国外を個人旅行する旅行者のこと」をバックパッカーと辞書的な意味では言われますが、バックパッカーと呼ばれるかどうかは、明確な行動基準ではなくどういう思想に基づいた旅スタイルであるのかが重要です。

一言で表すなら、バックパッカーとは「自由気ままな旅」となります。現地での明確な目標や予定が定まっているわけではなく、その場の判断で各パックパッカーの旅が作られていきます。旅をしながら自分自身の足でストーリーを作っていき、それを今後の人生にも反映させていきたいという意思が多いです。

バックパッカーの譲れない思考:3つの軸

あえて明確に、バックパッカーの思考の軸を3つにまとめるなら、僕はこのように主張します。旅中に出会った人も含め、自分の周りの100人以上のバックパッカーと話し導いた3つの軸はこれです。

未開の地での新しい体験・新しい感覚

自分で達成するという冒険心

体感することを1番の価値とする

バックパッカーとは、このような思考をもち旅をしている人のことを指すと思っています。

バックパッカーに多い年齢層

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自身のバックパッカー旅から、今後の人生の生き方の軸を見つけようとしている観点も含まれている通り、モラトリアム世代と呼ばれる層の若者が多いです。

1ヶ月単位の長期休みを取得しやすい大学生が圧倒的に多いのはもちろんのこと、10代後半~20代の人が転職の合間に訪れる人も多いです。

次の就職前や、新卒就職先が決まった大学生がバックパッカーをした後に、自身の見えている視点が広がり思考の軸がアップデートされて就職先を変更するということも頻繁に聞きます。辞退することを推奨するわけではないですが、より自分の道にあったキャリアに近づくポジティブなパターンが多く悪くないことだと思います。

もちろんバックパッカーには40代以上の方もいます。半年間日本でお金を貯めて、残りの半年間をバックパッカーで世界を周るという生活を10年以上過ごしている人もいます。年齢に規定は一切なく、どういう思考を宿した旅なのかがバックパッカーの定義です。

バックパックの意味とは

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バックパッカーの名前の由来自体はシンプルで、「バックパックを背負って旅行をする人」なのでバックパッカーと言われました。今ではキャリーケースであろうが、小さいリュックであろうが持ち物は問わず、上記で示したような考え方に基づく旅行を行う人をバックパッカーと呼びます。

そもそものバックパックの意味を解説します。バックパックとは背中に背負えるように収納したものの総称で、元々は登山などがメインで使用されていました。長旅が一般的に流行っていくとともに、旅人が持つ大型のリュックがバックパックと呼ばれるように変わっていきました。

厳密にはバックパックが用いられるのは、バックパッカー旅だけでなく、山登りやキャンプなどでも使用されます。

バックパックの選び方・おすすめブランドはこちらの記事で紹介しています。

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バックパッカーの意味と歴史

バックパッカー文化はITが発展して航空券を個別で手配できるようになる時代より以前から流行っていました。バックパッカー文化の起源は欧米にあり、実際に今でも欧米人のバックパッカーは多いです。

1960~70年代に欧米で流行したヒッピーカルチャーの思考が、今のバックパッカー文化の基盤にあります。"固定概念や規定の枠組みに縛られずに、自由に生きていこう"という主張がヒッピーの大原則です。

これらの思考に基づき、多くの人たちが未開の地であるインドなどに赴くようになりました。10年ほど遅れて日本でもその風潮は若者を中心に広がり、今のバックパッカー文化が形成されました。

バックパッカーと海外旅行の違いは?

日本から海外の国へ行くという同じ行為ではありますが、バックパッカーならではの特徴はこのような感じています。

・ツアーは用いない
・長期間の休暇を用いること
・ゲストハウスや安宿(ドミトリー含む)に泊まること
・公共交通機関を用いる
・長距離移動も陸路ですることが多い
・予定をこと細かに決めていない
・口コミを大切にする
・現地の人との交流を求める
・ガイドブックにのっていないディープなローカル体験を求める

バックパッカーの軸となる思考の強さが、海外旅行との違いにも大きな影響を与えています。

バックパッカーに向いている人とは

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バックパッカーに興味を持っている人に向けて、バックパッカーに向いている人と向いていない人の特徴を紹介します。向いている性質には当てはまらないが、むしろそういった気質を身につけてみたいという目的でバックパッカーになってみるのも良いと思います!

チャンレンジ精神・好奇心が強い人

バックパッカー旅は毎日新しい新しい人/新しい土地/新しい体験など、とにかく新しいこととの出会いに溢れています。これらが醍醐味であり、新しいことを喜びとして感じられる人にはとても向いています。またそういった人はよりバックパッカーを楽しめるでしょう。

リスクをしっかりと考えらえる人

消極的になりすぎることはダメですが海外で無鉄砲な行動を続けることは危ないです。自身の身体もそうだし、周りにも迷惑がかかるので、安全面にはしっかりと配慮しましょう。

独立心がある人

群れた行動や、皆と同じ決められた行動の対義語にも位置するバックパッカーは、1人で旅をすることが醍醐味の1つでもありますね。誰かに着いて行きたいという人は、初めは友達行ってみるのも僕は良いと思います。

計画性がある人

意外かもしれませんが、大枠の計画も本当にゼロの状態でいくと、目の前の居心地の良い1箇所に落ち着いてしまい旅が進まないということも度々...(いわゆる「沈没」というやつ)

ストレス耐性がある人

大きな荷物を背負っての移動も多く、日本の自宅のように整っていない安宿やドミトリーで生活することはストレスを感じることもあります。最低限のストレス耐性を持っている人の方が向いていますが、バックパッカーに出てストレス耐性をあげたという人は多いです。

多様性を受け入れられる人

海外の人や、もしくは旅行中の日本人でも、日本にいるときの自分の価値観で考えると有り得ないと思う行動をする人はたくさんあります。社会的に反することはむしろ許容してはいけないですが、価値観的な違いを受け入れられるかどうかでバックパッカー旅の楽しめる濃度は変わります。

バックパッカーに向いていない人

逆にバックパッカーに向いていない人の特徴を過剰書きで紹介します。

1人になるのが嫌い

潔癖症

新しい人と話すのが嫌い

変化はストレス

これらの性質だからといって、バックパッカーをしない方が良いという訳ではないです。向き/不向きの点を把握した上で行った方が良いです。

バックパッカーの実際の旅生活とは

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移動でほぼ丸々一日使う移動日もあれば、旅中に出会った仲間と日帰りアクティビティ体験や街巡りをしたり、特に何もせず海辺のカフェで本を読んだり、現地の人の家に招待してもらったり、様々な過ごし方があります。

特に決まった起きる時間もなく気ままに起きますが、各国午前中は午前ならではの清々しさがあり、その感覚を無駄にしないため自然と割と早起きする人が多いです。

洗濯や料理など日々の生活にまつわることも全部自分でします。折りたたみバケツなど洗濯グッズを持ち歩いている人、ゲストハウスに備え付けの洗濯機を使う人、街中のランドリーにだす人などやり方は様々。

地域によりますがアジアや南米だと、案外人とコミュニケーションを取っている時間は長い人が多いです。同じゲストハウスに泊まっている人など。

バックパッカーの時間の過ごし方

バックパッカーの時間の過ごし方の選択肢で多いものを箇条書きで紹介します。

・出会った人と遊びに行く
・出会った人との談笑
・観光地・アクティビティ体験
・現地のローカルな場所や街歩き
・次の都市への移動手段・ホテル・観光情報調査
・洗濯・自炊などの家事
・宿を出る前日のパッキング
・日々の振り返り・日記
・何もせずぼーっとする
・風と陽の気持ち良いところで本を読む

意外と調べ物をしている時間は多いです。いくら大枠は無計画の旅とは言え、情報は大事です。次の目的地への行き方や、その地の観光情報などをWiFi環境下で調べます。宿も前の都市で次の宿の予約をWebで取る人が多いです。バックパッカーとはいえ今の時代、多くの人はホテル予約サイトを用いています。

比較をして圧倒的に安く泊まれるし、自分の求める機能を満たすホテルと出合える可能性が大きいです。

バックパッカーのホテルの取り方を紹介した記事はこちら

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バックパッカーをしてみて良かったこと

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僕はバックパッカーをしてみたことは、今のあらゆる原点になっており心より良かったと思っています。バックパッカーをしてみて良かった思うことを最後にお伝えします。

多様な考え方に対する許容力がついた

バックグラウンドが異なる方との対話、より多くの多様的な異文化体験をすることで、自分の固定概念を良い意味でつぶすことができました。

視野が広がった

普通に生活していたら自分が知っている延長上で過ごしてしまいますが、バックパッカー中は意図せずとも未知なる体験と出会いやすいです。今まで自分が概念すら知らなかったことと触れ合うことは視野の広がりに繋がるでしょう。

環境適応力が高まった

新しい環境に入ってパフォーマンスも上げやすくなるはずです。

目の前のことを本気で頑張るというスタンスが強化された

大枠の計画や目標を決めずにはじめ、次の目的地に辿り着くよう進んでいっていたら、その道のりの中にある出会いによって新たな選択肢を知り次の道が切り拓かれていきました。「目の前のことへ向かっていく中でまた次のステップへの新しい道が拓かれる」という人生にも通用するスタンスの確信を得た。

気の合う友達が増えやすい

互いに旅行中はオープンマインドということで友達が増えやすいです。僕自身も旅で出会った人で今も良く会っている友達もいます。

バックパッカーの最初のおすすめ国

アジアは物価も安いので旅をしやすく、バックパッカー導入編として良いです。実際にバックパッカーでいく日本人も多いので、バックパッカー情報も多く集められるのも初心者におすすめの点です。

なかでも1番おすすめなバックパッカーの最初のおすすめ国はタイです。特にバンコクはバックパッカーでならではの魅力を感じやすい環境が整っており、デビュー国としてもってこいです。

バックパッカーの意味とは?まとめ

バックパッカーの意味は明確に決まっているものではなく、どういった思考で旅をしているかが大きな要素となります。

バックパッカーとは?一言で答えると、

自由気ままな旅をする冒険者

となります。意味に捉われすぎず、自分がどういった体験をしてどういった感情になれたかが重要です。

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藤谷亮太(ふじっこ)

藤谷亮太(ふじっこ)

大手旅行代理店でWebマーケの子会社設立→旅行系ITスタートアップのマーケティング責任者。日本一周/世界一周/旅本自費出版など旅行を軸に活動。熱狂者を紹介していくYoutube『フジトーク』も運営中。Webと旅行が好きな28歳。

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