セブ島の治安について良く聞かれるので記事にしました。東南アジアの国々へ全て行ったことある、かつ実際にセブ島に1年近く住んでいた僕の見解としてはセブ島の治安は他の東南アジアの国と比較すると悪くない方です。地域別にも特徴が異なるので詳細を解説していきます。
セブ島の治安を恐れずにしっかり安全に楽しむために、セブ島旅行や留学中滞在で実施しておくべき対策も記事内で紹介します。
【2019最新】治安・危険度の状態
セブ島の治安は、全般的に東南アジアの中でも比較的安全な方です。
エリアによっては危ないところがありますが通常の旅行者が行くべきではない場所などを守っていれば危険はありません。エリア別の治安状況と対策もこの記事で紹介します!
命の危機に迫るような大きな事件はほとんど皆無ですが、置き引きやスリなどの軽い犯罪はかなり多いので気をつける必要はあります。下記で紹介する対策をしっかりと施せばセブ島は安全に過ごせます。
セブ島の治安は悪化している?
「セブ島の治安が悪化していると聞くが大丈夫か?」と良く質問されますが、そのイメージが強いのは2017年に起きたテロの影響が大きいでしょう。実際は悪化していないです。
2017年におきたテロにより一時期はフィリピン全域の治安が心配されましたが、2019年現在はその影響も完全に薄れています。外務省が当時出していた危険地域認定・ミンダナオ島の戒厳令も出ていないです。
エリア別にみる特徴と治安状況
セブ島の治安を把握するにおいては大きく3つのエリアに分けて考える必要があります。それぞれの特徴がありますので解説していきます。
セブ島の治安:セブシティ編
セブシティはセブ島の中心地で多くのホテルやレストランが集まる繁華街です。文字通りセブ島内でもっとも栄えています。セブシティ内でも観光客も訪れやすいようなレストラン街や大型モール周辺などは人も多く、強盗など大きな事件はほとんど聞かないです。
但し人混みのなかでのスリや、カフェ店内での置き引きなどは多いので日本人だけで歩く場合は細心の注意が必要です。セブシティのなかでも人の気配も店の明かりもないような細い路地などには徒歩で入らないようにしましょう。
セブ島滞在に慣れてきた留学生などで近道のため人の少ない細い路地通っていて銃を突き付けられたケースなども聞きます。
セブ島の治安:マクタン島のリゾートエリア編
セブシティには実は海は一切なく、セブ島にイメージされるリゾートエリアは全てマクタン島の海岸線上の一角だけなのです。セブ島のリゾートホテルが集まるリゾートエリア内の治安はかなり良いです。事件が起きたことは聞いたことがありません。
ホテルにはかなり厳重なセキュリティが設置されており安全は担保されています。
マクタン島の安全性が担保されたおすすめリゾートホテル
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セブ島の治安:マクタン島のそれ以外の地域編
マクタン島のリゾートエリア内のホテルは治安が良い一方で、ホテルが立ち並ぶリゾートエリア以外のマクタン島(空港付近も含む)はかなり治安が悪いです。セブシティほど発展しておらず人気のない道が多く、強盗に合うこともあります。基本的にリゾートエリア以外のマクタン島を日本人だけでは歩かないようにしましょう!
マクタン島内で拾うタクシーも悪さを企んでいる可能性があります。実際に僕もマクタン島内で流しのタクシーを捕まえ、異常な法外な運賃を請求され拒否すると、ナイフを突き付けられました。
マクタン島内では流しのタクシーは使わずに、リゾートホテルやレストランの方にタクシーを呼んでもらいましょう。リゾートホテルから出るタクシーはスタッフがしっかり番号も控えたりしているので基本的にトラブルは起きにくく信頼ができますよ。
時期別のセブ島治安・危険度状況
治安の悪さや危険度は時期によって大きく変わるものではないですが、1年の中でもっとも事件が悪くなるシーズンがあります。
基本的には10月から年明けまでは治安が悪くなりやすいと言われています。というのもフィリピンでは街でも・各家庭内でもクリスマスとハッピーニューイヤーが盛大に祝われるので、お金がより必要な時期になります。かつ街の雰囲気とともに浮かれている人が多いので狙われやすいです。
特にクリスマス&年明けの前後は僕の周りでも本当に事件は増えていました。スリなどがやや増える時期ではあるので、年末年始渡航などの方はより細心の注意を払いましょう。
セブ島よく起きる危険な事件
セブ島で実際に良くある事件の事例を紹介します。どういった危険が多いか把握しておくことは非常に大切です。知っていさえすれば防げることも多いので、セブ島で主流の危険事件は抑えておきましょう。
セブ島危険①:スリ、置き引き
スリ、置き引きがだんとつで事件発生頻度No.1です。東南アジアではどの地域でももっとも多い事件であり、どこであってもしっかりとスリ対策をする必要があります。
セブ島の方は体型が大きくないので力づくので強盗などは少ない代わりに、巧妙なスリは頻出しております。また子供たちの集団でスリを行うことも多く僕の友人も複数人がやられました。遊んで欲しそうに子供たちが近づいてきてわいわいしているうちに実はすられているという有様です。
セブ島危険②:トランプ詐欺
現地のフィリピン人が陽気に話しかけてきて仲良くなったら家に招待されます。軽くお金をかけたトランプゲームをしようと巧みに誘われ、皆が事前に組んでおり負けるように仕組まれており最終的に多額の掛け金を請求されます。
文章で見ると嘘のような話で騙されないだろうと思いますが、本当にこの被害に合っている方は多いです。僕の友人でもいました。やはり異国の地ということで気が緩み、現地の方と仲良くなることが嬉しくて付いていってしまうパターンです。
このケースは日本語で話しかけてくる人が多いです。
セブ島危険③:睡眠薬強盗
トランプ詐欺と似ていますが、話しかけてきて仲良くなり飲みにいった際などにおきます。知らない間に睡眠薬を入れられ眠っているうちに、物を盗られます。
悪質な場合は眠っているうちに誘拐されることもあり大変危険です。
セブ島危険④:タクシーでの運賃トラブル
事件発生頻度で言うと、スリ、置き引きに次ぎタクシーでの運賃トラブルが多いです。観光客から運賃をぼったくろうとするタクシーの運転手は多く車内で法外に高い請求をされます。下記で紹介する決まり事をしっかり守る必要があります。
セブ島の治安・危険事件の対策
どういった事件のが多いのか把握した上で1番重要なことがセブ島での事件を起こさないための対策です。セブ島旅行や留学中滞在で実施しておくべき対策を紹介します。
セブ治安対策:スリ対策のカバンの持ち方
まず出歩くときは最低限の貴重品だけにしておくことが1番よいです。また荷物を持つ際にリュックや掛けカバンなどを後ろに掛けるのは避け、リュックも前で抱えるように持ちましょう。
鞄のチャックだけ開けられていて知らぬ間に外ポケットの物が盗まれていることは多いです。
セブ治安対策:カフェなどで床に荷物を放置しない
日本では気にせずともほぼ発生することがないですが、セブ島では安全なエリアで人が多いカフェやレストラン内でも置き引きは頻発しております。話に夢中になっている間に気づかず置き引きされています。
IPhoneを机の上に置く
カバンを足元の床に置く
この2点は絶対にしないように気をつけましょう。
セブ治安対策:知らない人には付いていかない
当たり前なことに聞こえますが、南国リゾートの地で心が大きくなり気が緩むことも合ってか本当にトランプ詐欺や睡眠薬強盗に引っ掛かってしまう方が多いです。
危険な目に合うと楽しい旅行も台無しになり得るので初心を忘れず知らない人を簡単に信じないことは徹底しましょう。
セブ治安対策:タクシーで気をつけるべきこと5選ぶ
タクシーの運転手は日本人観光客を相手にぼったくろうとする人は一定数います。何かと理由をつけて後から法外な価格を請求されます。但しセブ島ではタクシーの運転手が無理やり力づくで何かしようということはないので、下記に記載していることをしっかり気をつければ法外にぼったくってくることはないです。
やられるのは観光客だけで住んでいる人は下記のことを当たり前に実践しているのでタクシーで運賃トラブルはほぼないです。
タクシー治安対策①メーターチェック
セブ島のタクシーは日本とほぼ同じでメーター制です。最終的なメーター数値が支払う料金になるのですが、次の3つのことを確認しましょう。
メーターが隠されていないか
メーターが40ペソから始まっているか
メーターの上がり幅が異常ではないか
上の2つは乗った地点に確認しましょう。布などを被せメーターを隠しているケースがあったり、最初のメーター設定を初乗りの40ペソより高いところからスタートさせているケースが多いです。
またメーターを細工している違法タクシーも本当にたまにいて、本来は数百メートルごとに上がる設定なのでそれ以上早い場合は早い段階で指摘してその場で降りましょう。
タクシー治安対策②事前に料金を決める
セブ島タクシーは基本的には全部メーター制でいくことが理想ですが、たまに夕方の渋滞時間にマクタン島の港からセブシティに戻るなど30~60分以上ほど時間がかかる場合は、メーターで乗せてくれません。(これは在住者に対しても同じで渋滞時はメーターで動くと運転手が損すぎるので)
この場合最初に乗る際に乗車料金は互いに簡単な英語で取り決めます。しっかりと料金を確約させてから乗りましょう。相場としては、マクタン島~セブシティ間であればどの範囲でも500ペソを超えることはないと思ってokです!
タクシー治安対策③車体横の番号を控えておく
セブ島のタクシーには車体横に4桁の番号が割り当てられています。タクシーで忘れ物やトラブルがあった際など、4桁の番号を警察などに言えばタクシーを特定することが可能です。もしもの時に役立ちます!
タクシー治安対策④ホテルやモールで呼ぶタクシーは安全
セブ島でタクシーに乗る際に1番安全な方法はホテルや大型モールのタクシー乗り場にいるタクシーに乗ることです。
各ホテルのスタッフなどがタクシー情報を記載するので基本的に悪いことをすることはかなり少ないです。これらで悪意のあるトラブルが起きたことは聞いたことがありません。
セブ治安対策:レシート内容のチェック
頻出する事件内容にはないのですが、セブ島は意図的でもミスでもクレジットカードのエラーは日本より多いです。
本来より多く請求されていても日本帰国後に気づいてもどうしようもできないケースが多いです。レストランなどでのレシートはその場でしっかりチェックするようにしておきましょう!フィリピン人は計算や管理苦手な方多くシンプルに会計を間違えられているケースもあるので一応軽く目は通している方が良いでしょう。
※クレジットカード対応している店舗自体多くはないのでメインは現金利用にしましょう。
その他セブ島の必要情報[気候・物価・時差・コンセント事情]
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