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旅行業界の資格一覧!旅行業務取扱管理者以外の旅行資格も有益!

投稿日:2019年5月30日 更新日:

旅行業界に就職を考えている学生や、旅行業界でのキャリアップを考えている社会人に取得するべき旅行資格はないか頻繁に尋ねられますが、まとまった情報少なかったので、旅行資格一覧を記事にまとめました。

旅行といっても航空会社やホテルなどジャンルは多様なので、分野別に旅行資格を紹介していきます!

旅行業界の資格一覧

旅行業界の資格を一覧で紹介していきます!

旅行資格のなかには、資格がないと運営ができないと法律で定められた必須資格と、資格がなくても運営はできるが資格があることによって実力や信頼が上がりやすい強化資格があります。

必須資格


総合旅行業務取扱管理者

国内旅行業務取扱管理者

旅程管理主任者資格

全国通訳案内士

必須資格の方は資格保持者がいないと運営できないことになるので、各社からの需要も高く給料UPに繋がりやすいです。また自身で立ち上げようと思う際にも役立ちます。実際に旅行業務取扱管理者の資格保持者は月給を1~3万円UPさせている旅行会社が多いです。

強化資格


エリア・スペシャリスト

アマデウスシステム検定

AXESS実用検定試験

旅行地理検定

世界遺産検定

観光英語検定

レストランサービス技能士

H検

国際航空貨物取扱士資格取得

ホテルビジネス実務検定

ではジャンル別におすすめ旅行資格の各特徴を紹介していきます!

旅行会社運営に必要な旅行資格

飛行機やホテルを取扱う旅行会社やOTA(Online Travel Agency)は旅行業登録をする必要があります。旅行業登録を認可してもらう条件の1つに「社内に旅行業務取扱管理者が規定の人数以上」いることがあり、旅行会社運営に必須な唯一な資格です。

旅行業界の資格①:総合旅行業務取扱管理者

旅行業務取扱管理者は旅行業界の資格のなかでもっとも必要とされ、人気な資格です。旅行関連資格のなかで唯一の国家資格であり、生涯有効な資格なので旅行会社就職前に取得する人も多いです。旅行会社に就職するなら先ず真っ先に取ることをおすすめする資格です。

飛行機やホテルの手配、飛行機とホテルを組合せた募集型旅行(パッケージツアー)を取扱う会社は旅行業者とみなされ、旅行業者は各営業所に「旅行業務取扱管理者」を1名以上選任し、一定の管理及び監督業務を行わせることが義務付けられています。故に旅行会社が通常業務を運営するのに必要な存在であり、さらに実務面でも旅行業務取扱管理者しかできないこともいくつかあります。

旅行会社の店頭で旅行者さんと契約を結ぶ場合は取引条件の説明は管理者からしかできません。Web販売の場合は当説明などは発生しませんが、旅行業登録標識には管理者の名前が掲載されます。

・合格率:15%前後
・試験日:年に1回・毎年10月
・受験対象:全員

旅行業務取扱管理者試験の概要や管理者が実際にできることなどはこちらの記事にまとめています。

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旅行業界の資格②:国内旅行業務取扱管理者

旅行業務取扱管理者は実は2種類あり、総合旅行業務取扱管理者と国内旅行業務取扱管理者に分かれます。国内旅行業務取扱管理者に対して旅行業社登録する場合は、その会社も国内向けの旅行手配のみを認められた会社となります。また既に旅行業者登録されている会社に入った場合も、旅行業務取扱管理者としての仕事は国内旅行に対してしか扱えません。一方、総合の方は、国内も海外も全ての範囲で対応可能です。総合旅行業務取扱管理者の資格を持っていれば国内の方も含まれるので、追加で国内資格を取得する必要はありません。

試験も完全に別日に分かれており、国内は毎年9月に、総合は毎年10月に国家試験があります。海外分野の内容の差により試験範囲も異なり試験勉強に必要な時間も難易度も異なります。

国内旅行しか扱わない旅行会社の場合は、国内旅行業務取扱管理者のみで十分です。また国内資格を保持しておけば、翌年以降に総合試験を受ける際免除項目が適応され範囲が合格しやすくなります。総合を取ってしまえば、国内の内容の含まれるので両方持っていても意味はないですが、実際に国内と総合の両方を順番に取る人も多いです。僕も実際に国内試験と総合試験の両方受けています。

・合格率:30%前後
・試験日:年に1回・毎年9月
・受験対象:全員

総合/国内旅行業務取扱管理者試験に独学で一発合格するための勉強方法の詳細はこちらにまとめています。

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ツアーガイドに必要な旅行資格

旅行者さんを実際に案内する役目のツアーガイドや添乗員に必要な資格の紹介をします。実際の旅行者さんの安全や、旅行者に与える情報に直接的に関わるので、ツアーガイド系の資格も必須資格となります。

旅行業界の資格③:旅程管理主任者資格

旅程管理主任者資格は旅行業務取扱管理者資格の次に持っている人が多い旅行資格です。旅行会社が運営する企画旅行に同行する主任ツアーガイド(添乗員)が、旅程管理主任者資格を持っていないとツアーの催行ができません。

実は主任添乗員だけが資格を持っていれば良いので他の同行する人は資格なしでもokなのです!同行するツアーガイドの中で最低1人は持っておかなければいけない資格となります。

旅程管理主任者資格も管理者と同様に、国内と総合に資格が分かれております。国内資格者は国内旅行しか対応できず、総合資格者は国内・海外問わず対応可能です。

資格を取得するには以下2つを修了する必要がありますが、時間を取り研修に参加すれば誰でも資格取得可能です。基本的には会社単位で申込む取得することが一般的です。

1. 観光庁が主催している旅程管理研修を修了する

2. 一定の添乗実務経験者、または、テストの合格

・総合の合格率:約75%
・国内の合格率:約90%
・試験日:東京では毎月・地方では年に約1回
・受験対象:旅行会社勤務の方
・公式サイト:https://www.jata-net.or.jp/seminar/training/itinerary/

旅行業界の資格④:全国通訳案内士

「報酬を受けて外国人に付き添い、外国語を用いて旅行に関する案内をする業を営もうとする者は、全国通訳案内士資格が必要」とされており、仕事として訪日観光客を案内しようとする人は全員に必要な資格です。

従来は「通訳案内士」と呼ばれていましたが、2018年1月4日に施行された改正通訳案内士法により、「全国通訳案内士」と解明されました。試験は言語ごとに分かれており、全言語合わせて全国通訳案内士の登録者数は24298名です(2018/04時点)。

合格率は総合旅行業務取扱管理者試験と同じ15%ではありますが、管理者試験は旅行会社で強制的に受けさせられほぼ勉強も間に合わずに捨て受験している人も一定数含んでおります。実際の難易度は全国通訳案内士の方が遥かに高いです。試験内容は実際に勉強になる内容が多いです。国内の観光情報と英語がメインです。

・合格率:約15%
・試験日:東京では毎月・地方では年に約1回
・受験対象:全員

航空会社関連の役立つ旅行資格

航空券手配など含む、航空会社関連の役立つ資格の紹介をします!ここからは資格があることにより法律的に何かを運営できるようになるというよりは、持っていると実務で役立ち、就職の際にもやや有利となりやすい資格です。

旅行業界の資格⑤:AXESSオペレーションスペシャリスト

AXESS(アクセス)とは旅行会社・航空会社のなかではかなり重要なシステムの名称で、世界中の航空会社やホテルなどとコネクトし飛行機座席の予約や発券業務、ホテルの予約などができる予約システムです。一元管理できるようになるのでパッケージツアーやレンタカーの連携にも用いている旅行会社も多いです。

このAXESSの操作スキルを実際に学び、実技試験を通して認定してもらうのがAXESS実用検定試験です。空港で働くグランドスタッフの方なども含み旅行業界内の知識としてはかなり役立ちます。

AXESS実用検定試験も試験科目は国内全般国際予約の2種類あり、また各1~3級まで分けられています。AXESS実用検定試験と呼ばれておりましたが、2018年に名称がAXESSオペレーションスペシャリストに変わりました。

・合格率:非公開
・試験日:年に3回
・受験対象:AXESSを操作している方・AXESS操作教育を受けている学生
・公式サイト:https://www.axess.co.jp/support_service/kentei.html

旅行業界の資格⑥:アマデウスシステム検定

アマデウスもAXESS同様に、旅行会社が航空券手配やホテル予約・レンタカー予約をできるようにした予約システムです。アマデウスシステム検定試験もレベルが、Specialist (初級)・Expert (中級)・Air Expert (中級)・Master (上級)の4段階に分かれています。

実際に試験を受けている人はAXESSオペレーションスペシャリストの方が多いです。もしアマデウスのシステムを使っている旅行会社なら、こちらの試験はおすすめです。

・合格率:非公開
・試験日:年1回
・受験対象:アマデウスを操作している方・アマデウス操作教育を受けている学生
・公式サイト:http://exam.amadeusjapan.co.jp/index.html

旅行業界の資格⑦:国際航空貨物取扱士資格取得

空輸や貿易関連の資格で、一般的な旅行業界の認識とはやや離れ得る資格ですが参考までに紹介します。空港内で航空会社・商社・貿易関係の企業にて、航空貨物を取扱う国際航空貨物取扱士が保有しなければいけない資格です。

世界約120ヶ国の航空会社による航空業界団体「国際航空運送協会(IATA)」が運営する資格で世界共通を知識を持てるかなりグローバルな試験です。基礎(Ⅰ)コースと危険物(M2)コースがあり、危険物(M2)コースは2年ごとの資格更新が必要です。

・合格率:非公開だが約50%ほどとされる
・試験日:基礎(Ⅰ)コース:年2回
危険物(M2)コース:年4回
・受験対象:全員

観光情報・知識に役立つ旅行資格

旅行業界の資格には高い観光知識を持っていることを証明する資格もいくつかあります。これらは実際の自分自身の知識としても為になるし、観光がテーマなので趣味の延長上で資格を取得する人も多いです。

旅行業界の資格⑧:旅行地理検定

海外や日本の地勢や環境、観光地・観光資源の名称などを学習する試験です。旅行会社でのツアー企画やお客さんと接する際に使えることはもちろんのこと、日常生活や自分が旅行に行く際に活用できる知識となるので人気が高いです。

試験は会場での受験とインターネットでの受験を選べます。旅行地理検定も試験は国内と海外に分かれており、それぞれ1級から4級まであります。

旅行業務取扱管理者や通訳案内士の観光情報分野の前準備、ブラッシュアップとして旅行地理検定試験を受ける方もいます。

・合格率:1級:16%、2級:35%、3級:32%、4級:61%
・試験日:年に2回
・受験対象:全員
・公式サイト:https://www.chirikentei.jp/

旅行業界の資格⑨:世界遺産検定

大枠の概要や趣旨は地理検定と似ていますが、その世界遺産に特化した版です。有名観光資源と世界遺産はリンクしているので、同じ内容も多く含まれます。地球上の約1100件の世界遺産についての知識を学べるので世界共通で話題のタネとなることも嬉しいですね。

世界遺産検定も最難関マイスター・1~4級の5つのレベルに分かれています。

・合格率:1級で約30%
・試験日:年に2回
・受験対象:全員
・公式サイト:https://www.sekaken.jp/

旅行業界の資格10:エリア・スペシャリスト

エリア・スペシャリスト海外旅行の観光に役立つ情報学習に特化した資格です。海外旅行で重要となる知識として観光・地理、文化・歴史、自然、飲食・ショッピング、ビジネス・トラベルなど、海外旅行販売に欠かせない知識をエリア単位で習得させる試験です。特定のデスティネーション知識を強化したい人に最適です。

ヨーロッパⅠ・ヨーロッパⅡ・ヨーロッパⅢ・アジアⅠ・アジアⅡ・北南米・ハワイ・オセアニア

世界の国や地域を上記の8つのエリアに分け、試験が行われます。2015年に開始された新しい試験で、試験はすべてWebサイト上で行われます。

・合格率:非公開
・試験日:年に2回
・受験対象:全員
・公式サイト:https://traco.jp/as/index.html

旅行業界の資格11:観光英語検定

旅行業界でも英語のニーズが必然的に増してきており、若手に人気上昇中の資格です。観光関連のシチュエーションに特化した英語の試験です。レベルは3つに分かれています。
3級:自由に海外旅行が出来る英語の運用能力・TOEIC220-470レベル
2級:旅行業界で必要な初歩的観光英語の運用能力・TOEIC470-600レベル
1級:旅行業界で必要な実務英語の運用能力・TOEIC600-860レベル

・合格率:非公開
・試験日:年に3回
・受験対象:全員
・公式サイト:http://kanko.zgb.gr.jp/

ホテル業務関連の役立つ旅行資格

あまり認知度は高くないですが、旅行で切り離せないホテルに特化した資格もあります

旅行業界の資格12:ホテルビジネス実務検定(H検)

ホテル業務に必要な一連の知識を体系的に把握できる資格試験です。ホテルビジネス実務検定試験はHotelier Proficiency Testの略称でH検という通称の方が親しく知られています。

ベーシックレベル2級・ベーシックレベル1級・マメネジメントレベルの3つに分かれており、それぞれ幅広い範囲を網羅しています。宿泊・飲料・宴会・調理・マーケティング業務に加え、1級とマネジメントでは、総務・人事・施設管理・仕入・購買・経理・会計業務まで範囲に含まれます。

・合格率:非公開
・試験日:年に2回
・受験対象:全員
・公式サイト:https://www.jec-jp.org/hken/

旅行業界の資格13:レストランサービス技能士

こちらはホテルのみに特化した資格ではなくレストラン・飲食店全般に活用できる資格ですが、日本ホテル・レストランサービス技能協会が運営していることもあり特にホテルでの飲食提供のシチュエーションがメインで考えられており旅行資格の1つです。

テーブルマナーや食材の知識、顧客とのコミュニケーションを学びワンランク上の接客を行うことを目的としているので、筆記試験と実技試験の両方があります。1級・2級・3級の3つのレベルに分かれています。

多国籍の顧客対応もメインで想定されており、各国の食文化なども学べるので旅行業界以外の人でも教養の延長線上としてレストランサービス技能士の資格を取る方もいます。

・合格率:非公開
・試験日:年に1回
・受験対象:全員
・公式サイト:http://www.hrs.or.jp/

旅行資格一覧のまとめ

旅行業界に従事している方、旅行業界にこれから関わろうとしている方に向けての、旅行資格一覧を紹介しました!旅行業の中でのどの分野で活躍したいかによって活きる資格は変わりますので、しっかり自分が何をしたいのか明確にさせた上で、ツールとしての資格試験の学習に臨みましょう。

また業界外の人でも旅行好きな方が、趣味や教養の延長線上で取れる資格もありますよ。

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藤谷亮太(ふじっこ)

藤谷亮太(ふじっこ)

大手旅行代理店でWebマーケの子会社設立→旅行系ITスタートアップ。学生時代は日本一周/世界一周・自身の旅本を自費出版など旅行を軸に活動。Webと旅行が好きな27歳。

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