宅建 資格勉強方法

【2019年版】宅建試験に独学3ヶ月で合格する勉強方法

投稿日:2019年6月1日 更新日:

僕が3ヶ月280時間の独学勉強で宅建資格試験に一発合格できた勉強方法を紹介します。限られた勉強時間で、宅建試験の難易度で7割以上の点数を取るには効率的な勉強方法が必要です。不動産会社で働いたこともないし、建築の背景知識もゼロの状態からのスタートだったので誰にでも当てはめやすい勉強法になっていると思います。

各テーマ別の問題特徴・対策方法とともに、実際に僕が実施したおすすめの宅建独学学習の進め方を紹介していきます。

宅建テキストについて悩んでいる人用の詳細解説記事はこちらを参照ください。

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宅建独学の勉強時間と期間

まず僕の前提条件は下記です。

法律に関しても、不動産業に関しても知識一切なしの0ベースのスタート

IT系旅行会社に勤務していた社会人1年目(22歳)時に取得

宅建

10月中旬の試験に向けて7月半ばから勉強を開始して、3ヶ月間280時間の勉強時間を要しました。総合勉強時間に関しては250時間~350時間が妥当でしょう。記憶勝負なとこもあるのでより短期間で行うことをおすすめします。総合勉強時間が同じでも半年で300時間と3ヶ月で300時間だったら後者の方が圧倒的に有利です。

これら280時間の内訳や進め方も、各分野別の詳細分析やそれらを踏まえた上での勉強の進め方を記載した後に、僕の実際の勉強スケジュールとして紹介しています。

宅建の勉強時間についてはこちらの記事でより詳細に解説しています。

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宅建試験の概要や合格率に関して

まず、下記のように法律で明確に決まっているため、不動産会社は宅建士がいないと営業すらできません。不動産業界で必須な資格です。

土地や建物の取引を行う「宅建業者」は、事務所ごとに従業員5人に1人以上の割合で、「宅建士」を設置しなければいけない

宅建は国家試験であり、1年に1回10月の第3日曜日にのみテストが開かれます。全て4択マークシート形式50問出題され、毎年4つのテーマに分かれて出題されます。各テーマの問題傾向、攻略方法は下記で細かく解説していきます。

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宅建の合格率は毎年15~17%と定められています。受験者の中の比率で合格は決まるので、厳密には毎年合格点数は変わり得りますが、宅建士試験の合格点の目安は35点と思っておいて間違いないです。難易度は低くはありませんが、独学でも正しい勉強方法をすれば、十分に合格できる試験です。

宅建試験の概要や難易度など、試験を受けるにあたり必要な情報はこちらの記事にまとめています。初めて受験する方は参照ください。

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宅建試験のテーマ別傾向と独学勉強方法

宅建試験は4つの項目に分かれて出題され、それぞれに特徴があります。各問題タイプの特徴を知り割り当てる勉強時間を工夫することが大切です。

1つの項目をマスターするのに100時間かかるけど5点満点しかないものよりも、マスターにかかる勉強時間が80時間で15点満点の項目を確実に抑えた方が良いですよね。

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宅建独学の基礎:科目別配点を把握する

宅建の試験は次の4つの項目に分かれて出題されます。

それぞれの出題数は下記の通りです。

民法(権利関係) :14問
宅建業法     :20問
法令上の制限   :8問
税・その他分野  :8問

※1問1点なので、問題ごとの配点は変わりません。
さらに詳細の問題テーマを記載すると例年こんな感じでほぼ変動ありません。

民法(権利関係)等 14問
・民法(10問)
・借地借家法(2問)
・区分所有法(1問)
・不動産登記法(1問)
宅建業法 20問
・宅建業法(19問)
・住宅瑕疵担保履行法(1問)
法令上の制限 8問
・都市計画法(2問)
・建築基準法(2問)
・国土利用計画法、その他制限法令(1問)
・農地法(1問)
・宅地造成等規制法(1問)
・土地区画整理法(1問)
税・その他分野 8問
・不動産鑑定評価基準、地価公示法(1問)
・税法(2問)
・住宅金融支援機構(1問)
・景品表示法(公正競争規約)(1問)
・統計(1問)
・土地(1問)
・建物(1問)

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宅建独学の基礎:科目別優先順位を把握する

宅建試験では「満点は目指さない」ことが重要です。宅建試験は総合で7割程度を越えれば良く、各項目別の合格基準点はありません。点数が取りやすく、配点が多い項目で確実に点数を取ることが大切です。割り当てる勉強時間を戦略的に考える必要があります。

結論としては、

1.宅建業法

2.民法(権利関係)

に優先的に時間を割き確実に点数が取れるようにしましょう。税・その他分野は抽象度が高いので問題パターンも多く、完璧を極めようとするとキリがないので8点中半分くらいしか取れなくても大丈夫です。

ではそれぞれの問題の特徴と攻略方法を記載していきます。その対策方法に基づき実際に独学勉強を進めていきました。

宅建科目①:宅建業法

まず50問中20問ともっとも大きな比率を占める宅建業法についてです。
宅建業法は不動産業界のビジネスはこういうふうにして成り立っていますよ、こういう規制やルールがありますよ、といった不動産売買の仕組みについての問いです。

例えば一人暮らしをする家を借りに自分達が不動産会社に行く際に、自分達がお客さんの立場となる話のことなので初心者でもイメージが湧きやすい内容となっています。実際に賃貸契約を体験したことがある人は、「あーなるほどーだからあーだったのかー。」と体験ベースで腑に落ちることもあると思います。

範囲は広いですが、1つの仕組み内の話として全てがリンクしている内容なので一度理解してしまえば楽です。数値に関しては、ほとんどが年数と金額のみです。内容的にも宅建全体の導入的な感じなので、学習も宅建業法から始めた方が良いです。

暗記項目は正直多いですが、覚えようとせず、いかに全てをリンクさせて考えられるかが肝になります。あとは出題傾向が固定されているので、ある程度のところで問題集や過去問にうつり、問題パターンで覚えていくことをおすすめします。

初心者にとって理解も難しくなく、何よりあまり問題パターンが多くなく出題傾向が一定なので、点数がかなり取りやすい分野です。それでもって問題数が多いのでくここで点数を取れなければ合格は一気に難しくなります。9割は取れるようにして、宅建業法は満点を狙うことも夢ではありません。

宅建科目②:民法(権利関係)

14問出題で宅建業法の次に比重が高い民法ですが、もっとも合否の差が出る部分となります。上述の宅建業法が不動産業界の知識だとしたら、権利関係は民法の全体像についての質問となり、法律の前提知識がない方にとっては理解がなかなか難しいです。

とにかく立場の弱い人を守るためにある民法を宅建に適用させるとどうなるか、といったテーマです。質問方法は必ず「○○に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。」といった形式になります。

同じ項目に関しての問いでも質問出題パターンが非常に多いです、聞き方を多少変えるだけでまったく異なる意味にもなり、宅建業法と異なり問題パターンを覚えきるのは難しいです。また民法は1000条以上あるので満点を目指す必要は一切ありません。

多く出題される項目を見極めそこをどの角度から聞かれても回答できるように、真髄まで深く理解していく、これに尽きます。民法は表面の理解だけしかしていない人を落とすための意地悪い問題も多いので、しっかり時間を割いて理解するまで向き合いましょう。暗記というより読解力が必要になりますね。民法で8割(3問のミスok)取れれば合格が一気に近づきます。

宅建科目③:法令上の制限

テキストを見た段階では1番難しく感じると思います。馴染みのない新しい定義や意味を持つ用語が多く出てくるので複雑に感じます。また、長さなどの細かい数値もでてきます。

ですが実は問題自体はかなりシンプルなのです。内容の全体像を掴み、各用語やルールの意味をひとたび理解してしまえば得点源にできます。図などのイメージで理解できるように、この項目は特にノートにまとめることをおすすめします。表の暗記が多いので、それも見るだけではなく自分で作成し直してみたほうがよいと思います。

例年8問中、「都市計画法」と「建築基準法」で4問ほど占められますが、ここは各用語と数値の組合わせの暗記のみです。1問くらい超難問が出ることが多いですが、それは捨てるのが必勝法です。ここはそこまで勉強時間をかけずにパターンを理解して6問正解できるくらいにいきたいですね。

あとは法令分野は直近の法改正の影響はもろに受けます。割と毎年何かしらは法改正されており、近年で法改正された内容などは出題されやすいので一応抑えておきましょう。2018年9月頃から2019年7月くらいまでに起きた法改正は問題に選ばれやすいです。

2019年7月以降になると問題に正式反映させる時間が少なくほぼ選ばれない

宅建科目④:税・その他分野

税金の種類は多いですが、各税において覚える内容は少ないのでパッと覚えちゃいましょう。所得税だけボリュームありやや複雑ですが、税は確実におさえたいところ。この項目の税以外は問題内容も読みにくく、そこまで時間かける必要はありません。

あとは土地、建物などに関する統計データが出題されます。去年と比較して平均地価はあがったか?などです。まさに直近1年間のデータの話が聞かれるので最新情報を把握しておく必要があります。過去問でどういう内容が問われているのかを確認して、各内容を今のデータに落とし込むとどういう回答になるのか抑えておきましょう。

最後の時事問題に関しては、大手予備校や大手不動産の中の宅建講師などが専門的に出題問題の予測及びに近年のデータをまとめています。可能な入手手段があれば、この項目だけそういった場所の生徒の人にプリントをもらえれば超強いです。

宅建

宅建独学学習のおすすめの勉強方法

4つの項目の各特徴について触れてきましたが、全体を通して効率的な勉強の流れを記載していきます。僕も実際にこの通りにやりましたが、宅建においてはこの方法が1番の正攻法だろうと強く思っています。

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宅建独学勉強STEP1.参考書で全体像を把握する

まずは宅建がどのような試験なのか大枠を把握するために読み物くらいの感覚で参考書を一周読みましょう。暗記はもちろん不要で、詳細は理解できないままで大丈夫です。読んでこんな感じのことを理解させたいテストなんだなと分かれば充分です。薄くでも全体像を掴んでいることは、以後の細部の勉強をスムーズにしてくれます。

「問題パターンを知るために問題集や過去問から始める」などは宅建の場合はやめた方が良いです。初心者にとっては全く知らない概念自体が多いので問題見ても分かりづらく結構時間の無駄です。

使用する参考書は絶対に1冊に絞りましょう。どの参考書も記載されている内容はほぼ一緒なので、自分に合う1冊を選びます。2冊以上行うなら1冊をより完璧にする方が効果高いです。

宅建のおすすめ参考書はこちらの記事にまとめています!

【2019年版】宅建独学勉強のおすすめテキスト!参考書/問題集別に解説

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宅建独学勉強STEP2.参考書を精読する

全体像をざっくり把握したら、次は実際に理解しながら参考書をゆっくり読み進めていきます。なるべく内容を理解しようと進めるが、この時点では20~30%ほどは理解できないまま次のステップに進んでも良いです。繰り返して読めば読むほど、他の分野を見れば見るほど、分かるようになっていることは良くあります。

数値や表の細かい暗記とかは完璧にしなくても大丈夫です。大きく法律が絡んでくる分野なので、日本語の意味を理解するだけでもなかなか労力です。ここでは日本語の理解だけでも充分な成果です。

宅建独学勉強STEP3.参考書の内容をノートにまとめる

書くのが嫌いな人も一定数いると思いますが、独学ではノートにとることをおすすめします。数値や表などの細かい暗記項目、また何かと何かの対比など、すごいボリュームなので、自分なりの覚えやすいまとめ方をしながらノートに落として込んでいった方が効率が良いと思います。

必ず全体の精読をした後に実施してください。ある用語が他の事象にどのようにリンクしているのかを把握しているからこそ、自分自身の覚えやすいようにまとめ直すことが可能となります。宅建は文字だけではなくイメージ(形)で理解することが重要です。数値部分もここで完璧に暗記しましょう。

ここでも理解できないところがあってもOKです。理解が難解だと思っていた項目が、問題でみてみると案外シンプルな聞かれ方しかされないといったケースもあります。

この判例はなんだろうとか、この場合はどのようになるんだろうとか、気になることたくさん出ると思いますが、1つ1つ調べ込む必要はありません。実際の事業では必要な疑問かもしれませんが、参考書に載っていない内容は基本的にテストとは関連のない内容となるので、調べても自己満足で終わってしまいます。特に宅建は出題される範囲やパターンは決まっていますので、テストというように割り切ることは大切です。

宅建独学勉強STEP4.解説付き問題集で問題形式を覚える

総合問題集を解いていきましょう。これも一冊で充分で、一冊の中の問題を全て完璧に解けるようになっておきましょう。全問題を何周もというと時間がかかるので、自信がなかった問題and間違えた問題だけを繰り返していくようにチェックしておきしましょう。

問題の各選択肢についてなぜ正しいのか分かるように解説もしっかり読み込み理解していきましょう。問題形式を知れる第二の参考書的な扱いになると思います。

一度覚えたものも忘れることもあるかもしれないので、たまに最初から正解だった問題も全て含み全体を見直す機会を設けましょう。記憶はどれだけ深く執着させたかではなく、何回目に触れさせたかが重要です。とにかく反復。

宅建独学勉強STEP5.参考書をもう一度復習する

5.は4.問題集を繰り返して覚えている最中に行うことになると思いますが、ある程度問題形式を把握できたら、もう1度同じ参考書を復習しましょう。

最初分かっていなかった内容でも分かるようになっているところがあるはずです。実際のアウトプットを把握することで、インプットも強まるはずです。

宅建独学勉強STEP6.過去問を最低3年分を解く

一冊の問題集をある程度詰められたら過去問にうつりましょう。問題集との大きな違いは、実際のテスト形式となっていることです。実際に本番のテストだったら自分がどれだけ取れたかということもザックリ把握できるので、テストに対しての意識はより高まります。

過去問の答え合せをする際は、今までの参考書や問題集の解説も見ながら進めていきましょう。

宅建は過去問題の使い回しはよくあるので、直近10年分の過去問題を全て覚えたとしたらそれだけである程度点数を取れます。最後のほうはしっかり時間も測りながら行いましょう。試験の直前などは可能であれば、休日などに試験と同じ時間帯に始められるとベストですね。

宅建独学の勉強スケジュール

上記の流れで独学学習を進めたのですが、参考までに僕の実際のスケジュールを紹介します。10月中旬のテストに向けて7月中旬から勉強を開始しました。

7月中旬~1週間:参考書で全体像を把握

7月後半~1.5週間:参考書を精読する

8月~1.5週間:参考書の内容をノートにまとめる

8月中旬~2週間:問題集をやりこむ

9月~1週間:参考書をもう一度復習

9月中旬~3週間:過去問をやりきる・随時テキストで理解を深める

10月に入ってから残り2週間は徹底的にこれまでやったことの復習

宅建を独学で進める際は、先に全体像を見据えて試験日から逆算したスケジュールを必ず組んでから始めましょう。

宅建試験独学に必要なおすすめテキスト

テキスト比較・特徴別のおすすめ紹介をこちらの記事でしています。宅建テキストは重要なので、テキストだけで独立させた詳細記事を作りました。

【2019年版】宅建独学勉強のおすすめテキスト!参考書/問題集別に解説

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僕が実際にメイン活用していたテキストはこちらです。

参考書:初心者にも超〜わかる!らくらく宅建塾

問題集①:すっきりとける宅建士 過去問コンプリート12

問題集②:パーフェクト宅建 分野別過去問題集

過去問:わかって合格る宅建士TAKKEN士過去問12年


2冊目の問題集「⑤パーフェクト宅建」はそこまで活用していないですが、より念入りにするために進めました。

社会人向けに通勤時間のスマホでの学習に特化させた講座も人気です。講義式で受講を聞けるので自分でテキストで全体像を把握するよりも早くマスターしやすいです。本を読むのが苦手な方にはおすすめです。

スマホで学べる通勤講座

宅建

宅建試験の独学に発生した費用

宅建試験のために発生した総費用は19000円です。
宅建受験代 7000円 + テキスト4冊で約12000円です。

試験当日の交通費などは抜いておりますが

宅建試験当日のおすすめ

今までの勉強の実力を出し切ることに尽きますが、実際の解く順番にもおすすめがあります。

僕は、暗記項目となる「宅建業法」「法令上の制限」から解いていくことをおすすめします。しっかり勉強していれば難易度も比較的低く、暗記系で1番スラスラ解けやすいので、この項目から始めて良いリズムを作りましょう。民法関係の理解など頭をより使うものをリズムに乗った上で解いていきましょう。

直接な合否には関係ないですが、問題用紙にも回答を記入することをおすすめします。試験当日の夕方に「予想合格点」が発表されます。その時に答え合わせをして大体の合否が分かります。合格発表が約45日後なのでドキドキが続いちゃいます。

宅建の独学勉強方法のまとめ

この一連の独学勉強方法で、適切なテキストを用いて、各項目に適した学習をしていけば、独学で宅建資格に一発で合格できる可能性は飛躍的に上がります。

おすすめ参考書と問題集は、こちらの宅建テキストまとめ記事を参照ください。

【2019年版】宅建独学勉強のおすすめテキスト!参考書/問題集別に解説

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  • この記事を書いた人
藤谷亮太(ふじっこ)

藤谷亮太(ふじっこ)

大手旅行代理店でWebマーケの子会社設立→旅行系ITスタートアップ。学生時代は日本一周/世界一周・自身の旅本を自費出版など旅行を軸に活動。Webと旅行が好きな27歳。

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